あしたのジョー備忘録

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Posted by akeru on  | 

東京工芸大学みらい博「ちばてつや先生の講演」に行きました!

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2009年5月23日東京工芸大学みらい博での
ちばてつや先生の講演会にジョー友達と一緒に出かけてきました。

題して「マンガのいままでこれから」

司会進行は大学マンガ学科教授の畑中純先生。
漫画家さんでもあり、版画でマンガの名場面を再現したりなど
幅広い活動をされている方らしい。
ちば先生とは、先生の奥様の学校の後輩だったりと、
身近なところのつながりもあって、交流を持てるようになった、とお話されていました。

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講演開始すぐに、黒板にジョーを描いてもらうことになり、
会場は一気に盛り上がり!
さらさらと一気に帽子、前髪を描き出した先生。
迷いないスピードでした。
そのあとは、ていねいに線をいれていく先生、
横では、畑中先生がいくつか質問しながら、場をつないでいました。

先生は最初、冗談を交えて答えていらっしゃいましたが、
このときだけは質問も耳に入らなかったようで、
思わずつぶやいた一言‥‥、

「‥‥目を描いている時に‥‥」

いやあ、私たちはその言葉に感銘うけちゃいました。
やっぱり描き手としては、目を描く、ということが
大事でどれほど大変かを、この一言で皆、共有できた
感じです。



講演は、ちば先生がマンガ家になって体験したことをもとに
資料の大切さ、またその反対に、知りすぎたことで
資料にしばられないで描くことのむずかしさ、大事さから話が始まりました。

畑中先生は、ちば先生のマンガが
心理描写や季節の表現、そこから生まれる情感を描いた
最初の作家であると思う、と話され、
ちば先生が少女漫画を描いている時期から、
男の子もちばてつやは、読んでいたんですよ、発言。
ちば先生は大いに照れていました。


ジョーの連載時の話では、力石の減量の頃は
自分の体調も段々悪くなって、今思えばそういった
切羽詰まった状況が、キャラクターと自分、ともに影響し合っていたように思うと回想。

また、
マンガ連載というものは、先が決まっていないストーリーを、
編集者も交えて、皆で作っていくことから、
マンガ原作というのは、シナリオ(or 脚本)という感覚に近いものと、
解釈しているとのこと。
ラストが決まっていて、それをどう解釈してマンガにするか、
という作品が、原作ものという視点で捉えている、と話されていました。
(例えば、宮本武蔵を題材にしたバカボンドとか)


マンガには、連載の過酷さ(とくに週刊連載)はあるが、
原作、漫画家、お互いに書いたものに影響を与えながら
すすめていける魅力がある。


力石は、多分、少年院だけのキャラであったと思うのだが、
顔や振る舞いの魅力を梶原さんが、気に入ってくれて
さらにふくらませてくれたことで、ジョーと対戦させるために
工夫しなくてはならなくなった、
その当時、すでにファイティング原田の減量の苦労話などが世に披露されていて
そこから梶原さんは、力石の減量を描いて行くというアイディアが生まれたと思う、
など製作の裏話なども語られました。


力石の顔はナポレオンをイメージして描いたんですよ、と
昔からなんとなく気に入った顔で、何度となく模写していましたと
力石とナポレオンの肖像画を並べて、みせてくれました。


P5230011.jpg

講演後半は、会場からの質疑応答。

漫画家に必要な才能は、がまん!
10ある力のうち、描く時の力は2、
それ迄は、ひたすら考えて考えて‥‥がまんがまん。
これができないとだめだです。

今の漫画界はクリーンすぎるというか、
均一すぎな印象。

全体に元気がない、と映る。
また、携帯マンガやデジタル化で、媒体も多様化している。
畑中先生は、マンガ界は成熟期を過ぎて停滞してしまった感がある
と話していたのに対し、
ちば先生は、紙媒体でのマンガは、過渡期かもしれないが、
マンガという表現は、まだまだ進化の途中では?、
と話していたのが印象に残る。

これから漫画家を目指す人に向けては、
もっと根を増やしていってほしい。
たとえ、太い根が1本あっても、それが枯れてしまっては
すべてが駄目になってしまう。
色んな方向に根がはってあれば、ひとつひとつが細くても
なかなか枯れない花になれる。
根を増やすには、自分の好きなもの以外も
見たり、聞いたり、読んだりすることです。

また、色んな人(編集の人)に作品をみせよう、
自分にあう人、認めてくれる人は必ずいる、
人との出会いを臆しないで。


今気になっていることは、
最近の若い作家さんの描くキャラクターの目の暗さ。
これは、若い作家さんが悪いのではなくて
やはり今の時代が、明るいキャラクターを描きにくい状況にあるためだと思う。
未来が明るくとらえられない世相が、残念であり、
皆にはそれを跳ね返す気持ちを持たせたいし、持って欲しい。



最後にちば先生自身の今後描きたいマンガは
 エコロジー
 戦争時代、体験をつたえること
 戦後の人々のもっていた生きる力というか、しぶとさを伝えること

とのこと。
まだまだ色んな作品を描いていってほしいです。




ちば先生追っかけ隊としては、会場で先生から気がついてもらえた事が感動です!(笑)

いや、もちろん、先生のほぼ真正面の場所に陣取ってせいもありますが(笑)

講演は学生さんから、年配のご夫婦まで幅広い世代が集まっていました。
「文星大学では、これよりすくない人数で授業しているので
つきっきりで見れますよ、ぜひ、ご進学ください」と
冗談も交えてPRされてましたが、
いいな???、つきっきりで授業とか受けたいな、と思った次第です。

講演後は、畑中先生のマンガ名場面などを版画製作した展示や
同大学の准教授のよしまさこさん、関口尚先生の原画展などもみてきました。
よしまさこさんのところでは、当時の週マなどがあって
なつかしさで盛り上がってしまった。


以上レポというか、覚えていることの書き出しでした!
録音して書いたわけではないので、私のニュアンスで
表現している部分あると思います。
そのあたり、加味して読んでいただければと思います、よろしくです。



関連記事
コミッックナタリー「ちばてつやが厚木でマンガの今までとこれからを語る 」
ぐずてつ日記






ついでにつぶやき??。

6/6に西原理恵子さんとの新宿にて画力対決あるそうですが、
スケジュール調整しているうちに、チケット完売だそうですね??!!
ぐぐーー、残念。

関連記事

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Category : イベント
Posted by akeru on  | 4 comments  0 trackback

-4 Comments

akeru says..."検定結果"
ちば先生検定やりましたよ~~、
まさに今教わっている人しか作れない!という設問が
すごく、いいです。
先生こんなお話されているんだ~と、
教室のやりとりを少しでも知れて楽しかったです。
検定結果は、合格でしたよ~、
4問目を間違えてしまいました。
5問目は、ちょっと山勘でしたが、当たった(笑)
いやいや、合格できてほっとしたですよ。

2009.06.10 20:28 | URL | #oXhXGzIE [edit]
ヌミャーン says..."レスありがとうございます!"
そういえば、僕のブログでちばてつや先生検定っていうのをつくったので、もしよかったらやってみてくださいね^^;
めちゃくちゃマニアックですが(笑)。

http://blogs.yahoo.co.jp/numatengoro
2009.06.08 00:04 | URL | #IY7bLZJE [edit]
akeru says..."歓迎!"
おおー、ちば先生の生徒さんから書込みいただけるとは嬉しいです。
メモ書き程度の記録しかしていないので、口調や話の順番など
正確ではありませんが、レポ、お役にたててよかったです。
サイトに飾ってあった絵を拝見しました、
エネルギー溢れる感じですね、目のこともきっと関係あったんだと
私も思います!
頑張ってください!
2009.06.03 15:11 | URL | #oXhXGzIE [edit]
ヌミャーン says..."はじめまして!"
大学でちば先生に漫画をおそわってるものです。
今回の講演、気になっていたので、詳細までかいてあってよかったです。
大学でも、ちば先生は、「漫画はがまん」といってました。あと、「ヌミャーンのキャラの目はすごく好きだ」とほめられたことがあったんですが、今の漫画は暗い目が多いっていうことと関係があったのかなぁと思います。
2009.06.02 00:07 | URL | #5aikf9Zk [edit]

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